2021年6月10日更新
インフルエンザは、インフルエンザウイルスが原因の感染症で、毎年11月~4月ごろまでに流行します。感染した人の咳やくしゃみでウイルスが拡散され、それを吸い込むことで感染します。また、鼻や口などの粘膜表面への接触感染や、稀に狭い空間での空気感染もおこります。
38℃以上の高熱
関節痛や筋肉痛
頭痛
身体のだるさ
食欲不振
風邪の症状とは違い、急激に症状が出ます。
感染から発症までに通常1~4日かかり、発症後は約1週間で回復します。しかし、重症化することがあり、子どもでは急性脳症を、高齢者や免疫力の低下している人では肺炎をともなうこともあります。
インフルエンザの検査は、発症してから約半日経過して、ある程度鼻やのどのウイルス量が増えてからでないと陽性になりません。そのため、インフルエンザだと思われる人の検査をしても陰性になることがあります。陰性でも、地域や職場、学校などでインフルエンザが流行している場合、症状があればインフルエンザと診断し、必要な治療をおこないます。
インフルエンザはウイルスが変異しやすいため、予防接種を受けても100%予防できるわけではありません。しかし、子どもや高齢者など免疫能力の低い方の重症化や、死亡リスクを低下させることができます。ワクチンの効果は1~2週間後から発揮され、5カ月ほど持続します。
妊婦
6ヶ月~5歳の子どもと、その家族
65歳以上の方と、その家族
老人ホームなど団体施設に居住している方
受験生や教職員