診察について

医療機器

一般撮影 一般撮影は、画像診断において初期診断のスクリーニングとして重要な検査であり、主に整形外科領域の撮影をおこなっています。病態撮影に加えて、荷重撮影やストレス撮影などで機能評価も可能であり、診断機器の進歩が著しい現在でも有用な診断装置です。フラットパネルディテクタ搭載一般撮影装置Discovery XR656においては、特殊機能(トモシンセシス、オートイメージングペースト、デュアルエナジーサブトラクション)が搭載されており、診断能向上に寄与しています。

マンモグラフィ マンモグラフィは、手で触れることのできない超早期の癌を発見できる検査です。微細で淡い石灰化、腫瘤の辺縁や濃度、構築の乱れ、スキンラインなどを見ています。X線の吸収・透過の違いによって生じる濃度差で被写体内部の密度・構造を表現するものです。乳房の中の乳腺組織と乳がんの吸収差があまりにも小さいため、見やすくするために圧迫します。そして、圧迫した乳房の厚みが薄くなるほど、放射線被ばくが少なくなります。当院では、デジタルマンモグラフィを導入し、待ち時間の短縮、診断に役立つ画像の提供をおこなっています。

X線透視 デジタル透視が可能となり、従来と比べ画像劣化の少ない画像を得ることができます。また、撮影後の画像処理や電子保管が可能となりました。

[ 主な検査 ]
上部消化管造影(人間ドック)、肩関節造影、脊髄腔造影(ミエログラフィー)、嚥下造影検査(VF)

血管撮影 フラットパネルディテクタが搭載されたバイプレーン血管撮影装置で、頭頚部の血管撮影、血管内治療をおこなっています。血管内にカテーテルを挿入し、造影剤を注入して撮影をおこなうことで、血管の形状・走行・血流情報を得ることができます。また、回転血管撮影をおこなうことで血管の3D画像や任意方向の断面画像が得られ、診断・治療において有用な情報を提供することができます。脳動脈瘤・脳動静脈奇形・硬膜動静脈瘻・急性脳血管閉塞・脳血管狭窄・脳腫瘍・頚動脈狭窄に対する血管内治療をおこなっています。

X線骨密度 2種類の異なるエネルギーのX線を照射して骨と軟部組織の吸収率の差により骨密度を測定します。この測定法を二重X線吸収法(DXA:Dual Energy X-ray Absorptiometry)といい、測定精度が高く、迅速に測定できるので、骨密度測定のスタンダードとされています。測定部位は、骨量の増減が顕著な部位が対象となるため、海綿骨の比率が高く躯幹骨である腰椎、大腿骨近位部としています。骨粗鬆症をはじめとする代謝性骨疾患では、骨量が減少して骨が脆くなり日常生活動作程度の軽い外力でも骨折を起こすようになるため、骨折予防のためには骨折を起こす前の段階で骨強度を評価して対策を講じることが重要になります。

外科用X線透視 デジタルでのX線透視検査がおこなえる移動型の装置です。

移動型X線 ベッド上安静など撮影室までの移動が困難もしくは制限されている患者さまの、病室での撮影や術中の手術室でのX線撮影をおこなえる装置です。

X線CT装置(64列MDCT) 64列MDCTは、1回転(0.4秒ほど)で最大4 cmの範囲を0.625 mmという薄さで撮影することができます。これにより広い範囲の検査を、より短い時間で、より詳しく検査することができます。造影剤を使用する事で、全身の臓器や血管をさらに詳しく検査することも可能です。さまざまな角度から画像を観察したり、立体的な画像(3D画像)を作成することも可能です。

手術ナビゲーションシステム ナビゲーションといえば、多くの方が自動車のナビを思い浮かべると思います。自動車のナビは、現在の位置情報と、目的地までの経路を正確に案内してくれます。手術ナビゲーションシステムも同様に、手術前に撮影したMRIやCT画像を元に、手術中の位置情報を画面上に正確に映し出します。結果、精度の高い治療をおこなうことができます。また、病変部に到達するまでに傷つけてはならない重要な神経や血管も確認できるため、より安全に手術を進められます。

MRI装置(3.0T 3台、1.5T 1台)

[ 特徴 ]
MRI検査は、核磁気共鳴現象を利用して身体の内部の情報を画像化する装置です。断層画像と言う点ではX線CTとよく似た画像を得ることができますが、物質の物理的性質を見ることができるためCTでは得られない情報も得ることができます。

[ 主な検査 ]
脳MRI、MRアンギオ検査(脳,頚部,下肢)、MRスペクトロスコピー、テンソル解析など脊髄、肩関節、肘関節、手関節、股関節、膝関節など、軟骨、靭帯の検査によく使われています。

利点
X線など放射線を利用しないため、放射線被曝がありません。
生体を構成する組織の種類による、画像コントラストがCTより高い。
造影剤を用いなくとも血管画像が撮影できる。
X線では写らない骨軟骨の評価ができる。
脳梗塞超急性期では拡散強調画像(DWI:Diffusion Weighted Image)が有用です。

難点
検査中は工事現場にいるような大きな音がします。
一般的にCTと比べ検査時間が長い。
腹部を撮影するためには十数秒の息止めが必要です。
装置が狭く、閉所が苦手な方や小児には強い恐怖心を抱かせることもあります。
*不安な方は検査担当者に御相談ください。
心臓ペースメーカなど磁気に反応する金属が体内にあると検査をおこなえない場合があります。

核医学診断装置(SPECT)

[ 特徴 ]
体の中に投与した放射性医薬品から発生する放射線を捕らえ、臓器、器官の働きを画像化することが出来ます。

[主な検査]
脳検査(脳血流、ドパミン神経)、心臓検査(心筋血流、交感神経機能)、骨シンチなど

一般撮影装置 Radnext50
Discovery XR656 2D
Discovery XR656 1D
マンモグラフィ装置 セノグラフ 2000DS-S Essential
X線透視装置 EXAVISTA
血管撮影装置 INNOVAⅡ
X線骨密度装置 PRODIGY
外科用X線透視装置 OEC 9900
移動型X線装置 MobileArt Evolution
SIRIUS125B
X線CT装置 LightSpeed VCT
MRI装置
SIGNA Architet 3.0T
EXPLORER D 1.5T
SIGNA EXCITE HDx 3.0T
Discovery MR750w 3.0T
核医学診断装置(SPECT) Discovery NM 630
核医学診断装置(PET-CT) Discovery IQ
サイバーナイフ CyberKnife M6

当院について

086-276-3231
診療時間
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午前
8:30〜12:00
午後
14:30〜16:00
休診日
木・土午後 / 日・祝
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