ふるえ

FUSについて

FUSを開始します_写真

2021年4月26日更新

FUS(MRガイド下集束超音波療法)とは?

FUSの機器_写真

FUSは、ふるえの原因となっている脳内の部位をMRIで温度上昇などを確認しながら、超音波により熱凝固することで症状を改善させる治療法です。頭を切開することなく治療ができるため、従来の凝固術等に比べて入院期間が短く、身体の負担が少ないことが特徴です。
岡山旭東病院は2021年4月に、中国地方で初めてFUSを導入し、岡山大学病院(脳神経外科・脳神経内科)と倉敷平成病院連携して治療をおこないます。

治療の対象者

 手のふるえで字がうまく書けない
 食事の時にお箸やコップをうまく持てない
 手足や頭などが意に反してふるえてしまう

※いずれも薬物だけの治療では十分な効果が得られないことに加えて、パーキンソン病の場合は、DBS(脳深部刺激療法)が不適応の患者さんに限りFUSが適応となります。

※適応条件がありますので、詳しくは医師にご相談ください。

治療の対象者イラスト

FUS(MRガイド下集束超音波療法)とは?

FUSの治療のイメージ写真

FUSは、MRI画像を用いて脳の神経活動を確認し、異常のある部分を超音波で熱凝固することで症状を改善に導く治療法です。頭を切開することなく治療ができるため、入院期間6~10日と短く、身体の負担が少ないことが特徴です。

治療のポイント

  • 放射線被曝がない
  • 穿孔や機器の埋め込みがなく、体への負担が少ない
  • MRIでリアルタイムに正確な位置と温度を確認しながら、治療ができる
  • 治療中、医師と状況を対話確認しながら超音波照射、効果判定ができる

超音波は頭蓋骨を通すため、手術のように頭蓋骨に孔をあける(穿孔する)必要がありません。
そのため出血や感染症のリスクは、少ないと考えられます。

治療の適応条件 SDR(頭蓋骨密度比)

SDRが低い(骨密度のばらつきが大きい)と超音波が通りにくく、治療の効果を十分に得られない可能性があります。CT検査などの結果をふまえて適応を判断します。

以下の場合にも治療が困難です

 MRIに長時間入っていられない
 治療中、医師の問いかけに応答できない
 各種検査の結果、治療困難と判断された場合

治療のリスクと副作用について

  • まれに筋力が弱まったり、指先が非常に敏感になることがあります
  • 一時的に歩行が不安定になることがあります
  • 一時的にうまく力が入らないことがあります
  • 再発することもあり、医師とよく相談して治療にあたってください

治療の流れ

治療の流れ_イラスト

治療前の検査・プランニング

CTで頭蓋骨の形状や厚さ、密度などを検査。MRIで頭の様子を撮影し、治療の可否の判断を医師がおこないます。

治療の流れ_イラスト

治療直前

超音波を通しやすくするため、髪の毛をすべて剃ります。治療の際に頭が動かないようフレームを装着します。ピンで固定するため局所麻酔で痛みをやわらげます。

治療の流れ_イラスト

治療開始(治療は約3~4時間)

意識が覚醒した状態で、MRIの中に入り治療を開始します。気分が悪くなったり、違和感がある場合はボタンで知らせることができます。

治療の流れ_イラスト

治療中

ふるえ症状改善と副作用の有無を確認しながら、最適治療をおこなう部位を決定します。超音波を治療部位に集束させ、標的組織を高温(60℃以下)に上昇させて、熱凝固します。MRIでリアルタイムに確認しながら治療をおこないます。

治療の流れ_イラスト

終了

すべての治療プロセスが終わったら、頭部のフレームをはずし、治療効果の確認のため再度MRIで撮影します。治療後は、短時間のうちに振戦症状の現象について治療効果を確認できます。

 

診療科

 

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