がん対策の基本は早期発見・早期治療
健康であることの大切さは元気な時には気づきにくいもの。身の回りの誰かが病気になった時、あらためてその大切さに気づかされます。
現在、日本人の死因第一位を占めている「がん」は、自覚症状が出た時には症状がかなり進行している場合が多く、身体はもちろん治療に要する時間や費用の負担も大きくなります。
そのためには早期発見・早期治療が有効手段とされています。
当日受診の流れ
最短の時間で受診いただけますよう、ご案内いたします。
例)スタンダードコース
PETーCTとは?
PET-CTとは、PETとCTの良い機能を合体させた装置です。
PETとは、代謝や血流など身体の中の機能をとらえる装置で、特に活発に増殖するがん細胞を薬の集まる様子で画像化できるので、がんの発見に有効です。しかし、PETだけでは病気の位置を正確に判断するのは難しいといえます。
CTは体内の物の形や位置を正確に把握することができる装置です。
PET-CTでは、一度でこの2つの画像を撮影し、PETの画像とCTの画像を重ね合わせ、病変部のより迅速かつ正確な診断と位置特定ができます。
PET-CT検査の仕組み
がん細胞は、正常な細胞よりもたくさんのブドウ糖を摂取します。その性質を利用して、ブドウ糖によく似たFDGという薬を静脈から注射して、がん細胞に集まった様子をPET-CTで撮影し、がんの有無(現在診断、良悪性診断)やその広がり(転移など)を調べます。
PET-CT検査の特徴
予想外の病変を早期に発見
臓器ごとではなく、一度の撮影で全身(頭頂部から太ももまで)の検査ができる為、思わぬところから病変がみつかることもあります。また1cm程度の早期のがんや、リンパ節転移の診断が可能です。
良性か悪性かの判別に役立つ
腫瘍がみつかった場合でも、全てが悪性とは限りません。PETは細胞へのブドウ糖の集まり具合を撮影するため、腫瘍の良性・悪性の判断ならびに悪性度の診断に役立ちます。
寝ているだけの簡単な検査
着衣のままでOK!
苦痛や不快感を伴わず、着衣のまま装置に寝転ぶだけで検査ができます。
転移・再発のチェックが可能
全身診断のため、他部位への転移も同時に発見することができます。治療後の再発の発見や、予想外の転移の早期発見に役立ち、早期治療につなげることができます。
より精度を高める複合検査で総合診断を
PET-CT装置では、頭頂部~ふとももまでの検査をおこなうことができます。
しかし、腎臓、膀胱、肝臓、胃、前立腺などPET-CTの画像だけでは、診断が難しい部分もあります。それを補うために、血液検査、超音波検査、MRIなどを用いた複合検査をおこなうことで、より精度の高い総合的診断をおこないます。
腫瘍マーカー(血液検査)
がん細胞が発生すると、健康なときにはほとんど含まれない特殊なたんぱくや酵素、ホルモンなどが血液中に増えてきます。
腫瘍マーカーとは、がん細胞の目印となる物質の総称です。
超音波(エコー)検査(腹部・甲状腺)
甲状腺、腹部(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈)を検査します。
MRI検査(骨盤部)
膀胱、前立腺(男性)、子宮・卵巣および付属器(女性)を検査します。
胃内視鏡検査(胃カメラ)
内視鏡を用いて食道、胃内部から十二指腸あたりまでを検査します。
コース
日帰りコース
88,000円(税込)
PET-CTで、一度に全身(頭頂部~太ももまで)のがんや、疾患のリスクをチェックするがんドックコース
【所有時間】
3時間~4時間
【その他特典】
検査終了後、季節に合わせた料理(和食)を提供いたします
【こんな方におすすめ】
・初めてがんドックを受ける方
・がんを早期に発見したい方
・すでに人間ドックなどを受けた方の追加検査として
132,000円(税込)
PET-CT検査に加え、腫瘍マーカーを含む血液検査、超音波検査(腹部・甲状腺)で、より検査の精度を向上させます
【所有時間】
4時間~5時間
【その他特典】
検査終了後、季節に合わせた料理(和食)を提供いたします
【こんな方におすすめ】
・がんを早期に発見したい方
・がんのリスクを徹底的に調べたい方
2日間コース
231,000円(税込)
スタンダードコースに脳ドック、骨盤部MR、胃カメラを加え、2日間に分けてより詳しく検査します
【所有時間】
1日目:約7時間 2日目:約5時間
【その他特典】
1日目:当院カフェ赤い鼻のランチメニュー
2日目:季節に合わせた料理(和食)
を提供いたします
【こんな方におすすめ】
・がんを早期に発見したい方
・がんのリスクを徹底的に調べたい方
・脳梗塞などの脳の病気が気になる方
・血縁者に脳卒中の人がいる方
・脳ドックを受診したことがない方や定期的に受診したい方
・普段忙しくてなかなか休めない方、時間のない方など一度に全身を調べたい方
検査可能曜日
月 | 火 | 水 | 木 | 金 |
---|---|---|---|---|
〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
祝日を除く |
検査内容
左右にスクロールしてください。
日帰りコース | 2日間コース | |||||
---|---|---|---|---|---|---|
検査名 | 検査項目 | ベーシック | スタンダード | アドバンス | アドバンス・プラス | |
問診・診察 | 自覚症状、病歴、家族歴、生活習慣、視診、触診、聴診など | ○ | ○ | ○ | ○ | |
身体測定 | 身長、体重、肥満度、BMI、腹囲測定 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
体脂肪率 | ○ | |||||
生理学的検査 | 血圧測定 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
心電図検査 | ○ | ○ | ||||
動脈硬化検査(CAVI/ABI検査) | ○ | ○ | ||||
画像診断 | MR検査 | 頭部MR検査(脳MRI、脳MRA) | ○ | ○ | ||
PET-CT検査 | PET-CT検査(頭頂部~太ももあたりまで) | ○ | ○ | ○ | ○ | |
超音波検査 | 上腹部超音波検査(肝臓、胆のう、膵臓、腎臓、脾臓、腹部大動脈) | ○ | ○ | ○ | ||
甲状腺超音波検査(両側) | ○ | ○ | ○ | |||
頚動脈超音波検査 | ○ | ○ | ||||
骨密度検査 | 骨密度測定(DEXA法) | ○ | ||||
認知機能評価 | CQtest® | ○ | ○ | |||
あたまの健康チェック® | ○ | ○ | ||||
消化器検査 | 胃部検査 | 上部消化管内視鏡検査(胃カメラ検査) | ○ | ○ | ||
検便検査 | 便潜血反応検査(2日法) | ○ | ○ | ○ | ||
血 液 検 査 | 腫瘍マーカー | AFP、CEA、CA19-9、PSA(男性)、CA125(女性) | ○ | ○ | ○ | |
胃関連 | ペプシノゲン、ヘリコバクターピロリ菌抗体 | ○ | ○ | ○ | ||
肝炎検査 | HBs抗原、HCV抗体 | ○ | ||||
血液一般 | 赤血球数、白血球数、血色素量(ヘモグロビン量)ヘマトクリット値、血小板数、MCV、MCH、MCHC | ○ | ○ | ○ | ||
血液像 | ○ | ○ | ○ | |||
脂質 | 中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、総コレステロール、non-HDLコレステロール | ○ | ○ | ○ | ||
代謝機能 | 空腹時血糖 | ○ | ○ | ○ | ○ | |
ヘモグロビンA1c(HbA1c) | ○ | ○ | ○ | |||
尿酸(UA) | ○ | ○ | ○ | |||
肝機能 | AST(GOT)、ALT(GPT)、γ-GTP、アルカリフォスファターゼ(ALP)、総蛋白(TP)、アルブミン、総ビリルビン、A/G比 | ○ | ○ | ○ | ||
HBs抗原(※)、HCV抗体 | ○ | ○ | ||||
炎症 | CRP | ○ | ○ | ○ | ||
腎機能 | 尿素窒素、クレアチニン、eGFR | ○ | ○ | ○ | ||
尿検査 | 尿蛋白、尿糖、尿潜血、PH、ウロビリノーゲン、ケトン体、比重 | ○ | ○ | ○ | ||
尿沈渣(医師が必要と判断した場合のみ) | ○ | ○ | ○ | |||
すい臓がんリスク検査 | 血清アミラーゼ | ○ | ||||
慢性心不全リスク検査 | NT-proBNP | ○ | ||||
検査費用 | 88,000円 | 132,000円 | 231,000円 | 262,350円 |
オプション検査
追加検査をご希望の方は、ドックオプション検査一覧をご覧ください。