検査結果の見方

尿
反応 正常ではpH6.0くらいで酸性ですが、食事(食物の種類)によってpH4.5~8.0の間を変動します。
蛋白 腎疾患の指標として有用ですので腎臓病の検査として行われます。多くの腎臓病では程度の差はあっても、比較的初期から、尿中への蛋白の排泄が増加します。
糖尿病や膵疾患の診断および腎疾患の指標として有用です。高血糖を伴う場合が多いです。
ウロビリノーゲン 肝・胆道系の障害の診断に有用です。
ケトン体 糖をエネルギーとして使えなくなった時に増加します。糖尿病の有無や重症度などを調べるのに有用です。
比重 腎疾患の指標として有用ですので腎臓病の検査として行われます。多くの腎臓病では程度の差はあっても、比較的初期から、尿中への蛋白の排泄が増加します。
尿潜血 腎臓、尿管、膀胱など尿路の炎症・結石・腫瘍などで検出されます。
尿沈渣 上記の結果により腎臓や尿管の病気が疑われる時、さらに詳しく調べるために行います。尿中の固形成分を顕微鏡で調べる検査です。全ての方に実施するわけではありません。
ペプシノゲン 胃液中のたんぱく質を分解する酵素で、胃がんの原因となる胃粘膜の萎縮性変化を調べる検査です。
ヘリコバクター
ピロリ抗体
胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍の原因となり、ピロリ菌に感染したときにできる抗体の有無を調べます。
血液
白血球数 白血球は細菌などから体を守る働きをしています。数値が高い場合は細菌感染症にかかっているか、炎症などが疑われます。たばこを吸っている人は高値となります。
赤血球 赤血球が減ると酸素の運搬機能が低下し、貧血がおこります。赤血球の数が多すぎれば多血症が疑われます。
血色素量 赤血球内の酸素を運ぶタンパク質の一種(ヘモグロビン)の量です。減少すると貧血が疑われます。
ヘマトクリット 血液中に占める赤血球の容積の割合(貧血の診断の指標となります)血液全体に占める赤血の割合をヘマトクリットといいます。数値が低ければ貧血などが疑われ、高ければ多血症、脱水などが考えられます。
MCV・MCH・MCHC MCVは赤血球の容積の平均値、MCHは赤血球中に含まれるヘモグロビンの平均値、MCHCは一定容積中にある赤血球中のヘモグロビンの濃度です。貧血の診断の指標となります。
血小板数 止血に重要な働きをする血液成分で、血液疾患や慢性肝疾患などで減少します。
血液型 血液内にある赤血球の持つ抗原の違いをもとに決めた血液の分類です。
炎症反応
CRP
高感度CRP
炎症反応や組織の壊死が起こると増加する蛋白質の1つです。回復とともに減少するので、炎症反応の指標となります。細菌・ウイルスに感染する、がんなどにより組織の障害がおきる、免疫反応障害などで炎症が発生したときなどに血液中に増加する急性反応物質の1つです。細菌・ウイルス感染、炎症、がんはないかを調べます。
甲状腺
TSH 脳下垂体の前葉から分泌される【甲状腺刺激ホルモン】のことを指します。分泌量の増減で甲状腺機能を調べることができます。
FT4 血液中に存在する甲状腺ホルモンの量を調べる検査です。異常値の場合、甲状腺機能異常を疑います。
腫瘍マーカー
AFP 肝細胞がんの腫瘍マーカーです。AFPは胎児の肝、卵黄のうで産生される胎児性たんぱくで原発性肝がんで高値を示すことが知られています。その他に転移性肝がん、胃がん、膵臓がん、肝硬変、肝炎で高値を示します。劇症肝炎、肝硬変、妊娠でも高値を示します。
CEA 臓器非特異性のマーカーで大腸がんや胃がん等で高値を示します。また、消化器癌や乳癌、肺癌、卵巣癌などで高い陽性率をしめします。ヘビースモーカーや高齢者でも高値を示します。
CA19-9 消化器系のなかでも特に膵臓癌、胆のう癌、胆管系の癌などで高値を示す腫瘍マーカーです。
PSA(男性) 前立腺の検査です。前立腺癌や前立腺肥大などでその値が上昇します。
CA125(女性) 卵巣がんの腫瘍マーカーです。月経、妊娠前期、子宮がんでも高値になります。
梅毒
梅毒 トレポネーマ・パリダムという病原体(スペロヘータ)の感染により、全身に障害を及ぼす感染症です。
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